「シャングリラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」は、コタキナバルの空港から車で約10分、コタキナバルシティーからも同じく車で10分程度と、非常に便利な立地にある。前回ご紹介した、同じシャングリラ系列のラサリアリゾートは、大自然に囲まれたネーチャーリゾートであったが、こちらは洗練された雰囲気のお洒落な高級リゾートだ。敷地内にある「スター・マリーナ」からトゥンクアブドゥルラーマン海洋公園の島々に直接アクセスできるのも魅力だ。
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ロビーに一歩足を踏み入れれば、このリゾートのレベルの高さがすぐに実感できる。
トリップアドバイザーのサーティフィケート・オブ・エクセレンス(2016年)をはじめ、国内外から20以上もの賞を受賞しているだけのことはある。
シャングリラ・タンジュンアル・リゾートの特筆すべき点のひとつは景観のすばらしだ。単にリゾート内の建物や施設に趣向が凝らされているといった事だけではなく、リゾート全体の造りや配置が周辺の自然を取り込みながら、美しい景観を作り出すよう意識されている。上の写真は、リゾートの敷地から半島状に突き出た部分にある「サンセットバー」。ヤシの木と後ろに見える島々が合わさって抜群の景観ができあがっている。
リゾートの敷地内からキナバル山が見える。リゾート自体も小さな半島の上にあり、海を挟んでキナバル山を望むことができる。キナバル山の独特な形のせいもあるが、どこか神秘的な風景である。
宿泊棟は、タンジュンウイングとキナバルウイングに分かれている。全部で492室ある客室の中で、もっとも多いカテゴリーが「タンジュンウイング・シービュールーム」で218室ある。47㎡と十分な広さだ。
全室にベランダが付いており、美しい景観が眺められる。
バスルームはバスタブとシャワーブースが別々に設置されているタイプで使いやすい。バスアメニティーも充実している。
客室の備品も充実している。上の写真に写ってい物の他、ドライヤー、コーヒー・紅茶セット、ビーチサンダルなどが備えられている。
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こちらは、キナバルウイングのシービュールーム。広さは45㎡。
ベランダからの眺め。トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園の中で最大の島「ガヤ島」が見えている。
広くて、いかにもリゾートらしいプール。プールの中に島があったり、石組みから水が流れ出す仕掛けがあったりと、やはりここでも景観を重視する姿勢が現れている。
プールを利用する際に貸してくれるタオル。単に積んであるだけでなく、このディスプレイ。こういう細かい所にもセンスが光る。
チスパ(CHI SPA)は、専用歩道で結ばれた小さな島にある。中心の建物の周りに8つのヴィラが配置されているプライベート空間を重視した高級スパだ。「気」の流れを重視した、様々なメニューがある。
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リゾート内には、様々なタイプのレストランが揃っている。朝食会場にもなるメインレストラン「カフェタトゥ」はオープンキッチンスタイルでアジア料理が中心。中華料理の名店「香宮(シャンパレス)」、本格イタリア料理の「ペッピーノ」、シーサイドにありバーベキューが楽しめる人気店「ココジョーズバー&グリル」もある。上の写真はロビーにある「ボルネオラウンジ&バー」のハイティーだ。
ここまで、「景観」にこだわりながら「シャングリラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」をご紹介してきたがいかがだっただろうか?最後に、このリゾートの最も美しい瞬間の写真をお見せしよう。このリゾートのあるタンジュンアルビーチ周辺はサンセットの名所だ。ここに泊まったら、サンセットの時間は必ずリゾート内にいることをお勧めする。トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園の島々の間に沈む夕日は、その日の天候、雲の出方などによって毎日違った表情を見せてくれる。
トラベルガイド株式会社 ライター・カメラマン
阿部吾郎