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旅するマレーシアごはん クアラルンプール編

ライターの音(オト)です。4年のマレーシア滞在で、マレーシア料理の魅力にどっぷりハマった私が、地方ごとに名物ごはんをご紹介します。

第7回はクアラルンプールです。マレーシアの首都であり、高層ビルが立ち並ぶ大都会。世界中から人々が集まる、活気あふれる国際都市でもあります。シンボルは、高さ452メートルを誇るペトロナス・ツイン・タワー。2つのタワーとしては、世界No.1の高さで、夜にライトアップされた姿は圧巻。


クアラルンプール(通称KL)では、たくさんの美味なごはんに出会えます。ある人いわく「世界中の人がこの町に商売に訪れるのは、ごはんがうまいからだよ」とも。さらにローカル料理だけでなく、イタリアン、日本食、ビアバーなど、国際都市ならではの食のバラエティにも注目したいところ。

さて、クアラルンプールで、マレーシアごはんを満喫するには、2つのコツがあります。1つめは、多民族国家の醍醐味を<地域別に>味わうこと。2つめは、ラグジュアリーな<ホテル>を利用すること。それでは、それぞれについて、5つのグルメを紹介します!

ツイン・タワーからLRTで10分の近距離。「カンポンバル」という地域の「ナシレマ/Nasi Lemak」をぜひ。ナシレマは、マレーシアで1番ポピュラーな料理で、民族を超えて、多くのマレーシア人に愛されています。

ナシレマとは、ココナッツミルクと水を1対3の割合で溶いた水で炊き上げたご飯です。ココナッツミルクで炊きあげていますが、ごはんは甘くはなく、ほんのり香りがする程度。そこに自家製の真っ赤な唐辛子を使った調味料「サンバルソース」を混ぜながら食べます。たとえるなら、日本でブームになった“食べるラー油”とご飯のセットのイメージ。好みで、唐揚げや牛煮込みをトッピングしていただきます。

マレーシア全土で食べられている料理ですが、競争の激しいKLのナシレマは、味のレベルが高いと思います。とくに、マレー人居住区「カンポンバル」のナシレマ(写真参照)は最高! 夜のみ営業の店「ナシレマ・アンタラバンサー」は、辛いながらも、深いコクのあるサンバルソースが絶品です。好きに具を選んで注文する方式で、1皿で10~20リンギ(350~600円)程度です。


次は、LRTのパサールセニ駅からすぐの「チャイナタウン」。ここで、熱々の「お粥/Porridge」をいただきましょう。

「チャイナタウン」のペタリン通り近くにある名店「漢記」。長時間とろとろに煮こんだお粥を味わえます。おすすめのメニューは、鶏粥、ピータンと豚ミンチ粥、そして刺身粥。写真の手前に見えているのが刺身で、これを熱々の粥に入れて半生の状態で食べます。屋台で生の刺身という挑戦的な料理ではありますが、食いしん坊ならぜひ。1種で6~10リンギ(180~300円)程度です。


次はインド系料理。KLセントラル駅近くにあるインド人街「ブリックフィールズ」で、南インド料理を満喫しましょう。

こちらは、南インド料理のベジタリアン・ビュッフェです。モノレールのKLセントラル駅から徒歩10分、ブリックフィールズの住宅街に忽然と現れる店「アナラクシュミ」で味わえます。

写真の料理、すべて野菜なんです。豆カレー、ホウレン草の惣菜、豆腐を揚げたもの、ヨーグルトサラダ……、どれも辛さひかえめで食べやすく、スパイスをたっぷり使っているのに、胃もたれ知らずの爽やかさ! インド系のマレーシア人には宗教上ベジタリアンの人が多く、彼らに人気の店。16リンギ(約540円)で食べ放題。マレーシアのインド料理の実力をたっぷり満喫できる店です。


マレー人街でナシレマ、中国人街でお粥、インド人街でカレー。つまり、各民族が多く暮らす町まで出向き、そこで名物の料理を味わうのが、KLでおいしいご飯、そしてディープな食文化に触れることのできるコツなのです。

マレー、中国、インドの各民族の料理をいただいたら、KLで次に味わわって欲しいのはホテルの料理です。まずは飲茶。

ぷりっぷりの海老、ジューシーな肉汁。蒸籠で蒸した熱々の飲茶をぜひどうぞ。由緒正しいホテル内の中国料理店で、日本よりもリーズナブルな値段で味わえます。プリンスホテルの「タイチーヒン」、リッツカールトンの「リーエン」、JWマリオットの「シャンハイ」、マンダリンの「ライポーヒン」などがおすすめ。

メニューは、海老蒸し餃子(ハーガオ)、焼売、春巻、エッグタルトが定番。気をつけて欲しいのは営業時間で、たいてい飲茶はランチタイムのみの提供です。週末は食べ放題を開催している店もありますが、注文スタイルのほうが味がいいです。また、時にドリアン飲茶やマンゴー春巻など、マレーシアならではのクリエイティブな飲茶を提供しているのも楽しい。予算は50リンギット(約1500円)ほどです。


もうひとつ、ホテルで味わって欲しいのは、アフタヌーンティー。日本ではなかなかできない贅沢な時間を過ごすことができます。

おすすめは、KLセントラル駅から無料バスの送迎があるマジェスティックホテルのアフタヌーンティー。マレーシアで栽培されている色鮮やかなオーキッドの花に囲まれ、3段重ねのアフタヌーンを満喫できます。

特徴的なのは、スコーン、サンドイッチといった正統派の英国メニューだけでなく、カレーパフや揚げ焼売など、マレーシアならではの温かいスナックがメニューに含まれているところ。つまりマレーシア流のアフタヌーンを満喫できるわけです。
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リッツカールトンの「ロビーラウンジ」、ルネッサンスホテルの「テンプテーションズ」などでも趣向凝らしたメニューを提供しているので要チェック。旅や日頃の疲れを取り、リラックスしたいときにもピッタリです。

では、今回のご紹介はここまで。次回はマラッカの名物ごはんをお届けします。お楽しみに~。

ライター/写真:古川音
http://www.otofurukawa.com/

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