ブルネイを代表する超豪華5つ星ホテル、ザ・エンパイヤ・ホテル&カントリークラブ(以下、エンパイヤホテルと表記)をご紹介しよう。
エンパイヤホテルは、首都バンダル・スリ・ブガワンの中心地から車で15分ほどの場所にあり、南シナ海に面した美しい場所に建つ豪華で大規模なリゾートホテルである。あまりに規模が大きすぎて、このホテルの全貌をお伝えするのは簡単なことではない。限られた視察スケジュールの中で、見学できた一部の施設に関してご紹介して行こうと思うが、それでも少々長くなってしまうがおつきあい願いたい。
15以上ある建物の中で、中心となるのがアトリウムビルディングである。チェックインカウンターや朝食会場などはこの建物にある。ホテルに到着すると、基本的にこの建物にまず入るのだが、その豪華さに驚かされる。
アトリウムビルディングの左右には宿泊棟であるイーストアトリウムとウエストアトリウムがあり、内部でつながっている。こちらがメインの宿泊棟であるが、ここ以外にも敷地内には、ビーチの真正面にある宿泊棟や、ヴィラタイプなど、さまざまなタイプの宿泊施設が揃っている。
イーストアトリウムのデラックスルーム(3217号室)の様子をご紹介しよう。60㎡あり、かなりゆったりしている。
部屋の奥から入口方向を見た様子である。大きなテレビがあるが、残念ながらNHK等日本の放送は見られない。
ひとつ前の写真で、向かって左手にあるガラスが入ったパテーションの向こうに、この荷物置き場がある。大きなスーツケースでも置けるし、衣類はタンスに入れておけば、まるで自宅にいるかのように快適に過ごせる。
クローゼットの中に、アイロン・アイロン台・スリッパ・傘がそろっている。
コーヒー・紅茶セットもしっかり揃っている。スナック類も無料だ。
必要な備品はだいたいそろっている。冷蔵庫の中のソフトドリンクはすべて無料。毎日補充してくれる。
重厚な扉の向こうにバスルーム、こちらもかなり広い。
バスルームに入って、右奥にバスタブがある。深さも幅もあり、ゆったり入れる。
左側にシャワーブースとトイレがある。洗面台は2つあり、朝2人で同時に使用できるのはありがたい。
強いて言えば、広すぎてバスタブとシャワーブースの間が遠いのが難点と言えば難点か・・・
バスアメニティーも充実している。
続いてご紹介するお部屋は、同じイーストアトリウムにある、エグゼクティブスイートルーム(3511号室)。リビングスペースに写真では1つしか写っていないが、ベッドルームは同タイプのものがもう一つあり、2ベッドルームとなっている。ベランダも広く、ご覧のように眺めも最高。
アトリウムビルディングにあるショッピングモールの角にある「ZEST」というお店。アイスクリームやケーキが並ぶ、おしゃれなスイーツショップだ。
Tシャツなど衣料品のお店もある。南国らしい、カラフルなデザインが揃っている。
ここからは、アトリウムビルディングを離れて別の建物をご紹介しよう。広大な敷地の中での移動は、こちらのカートを利用する。
ラグーンビルディングという宿泊棟。
池の中に浮かぶように建っている。おそらく、サンゴ礁のラグーンをイメージしてのネーミングであろう。
ラグーンビルディング内のスーペリアルームの客室(5429号室)。
ベランダからの眺め。
続いては、ビーチに面して建っているシービュービルディング。内部は吹き抜けになっている。
シービュービルディングのデラックスルーム(4604号室)。
さすがに、シービュービルディングというだけあって、ベランダから海がきれいに見える。左手に見えているのは、先ほどのイーストアトリウムだ。
さて、このホテルの正式名称は「ザ・エンパイヤ・ホテル&カントリークラブ」である。ここからは、その「カントリークラブ」をご紹介しよう。ここは、独立したスポーツクラブと言ってもいいぐらい、設備が充実している。ボーリング場は8レーンの本格的なものだ。
ビリヤードの台が3台。
本格的なバドミントンのコートが2面。バドミントンチームの強化合宿でもよく利用されるらし。
バスケットのハーフコート。その隣はスカッシュのコートだ。
室内プールも本格的。
ジムの設備も充実している。ルームランナーの向こうに見えているのはゴルフ場だ。
そう、カントリークラブという名称からして、ここのメインはゴルフ場だ。すばらしい風景を見ながらプレイできるジャックにクラウスデザインのチャンピオンシップコースである。
スポーツで汗を流した後は、スパもジャグジーも揃っている。
もちろん、屋外の大型プールやプライベートビーチもある。
冒頭でもお伝えした通り、あまりに大きなホテルで、全貌を伝えきれていないにも係らず、少々冗長な感じの記事になってしまい、申し訳ない。なんとか、豪華で広くて、盛り沢山なホテルであることだけでも伝えられていたら幸いである。正直、今回の視察は日程がタイトで、エンパイヤホテルに宿泊していたにもかかわらず、あまりゆっくり敷地内を見て廻る時間がなく、ホテル内で食事をとる機会もあまりなかった。このホテルは、ブルネイ観光の中では大きな位置を占めていると考えられるので、もう少しじっくり見たいところであった。是非、再び、今度はもう少しゆっくり訪れてみたいものである。
シリーズ「ボルネオ島の平和な小国ブルネイ」
1、美しい2つのモスク
2、ウル・テンブロン国立公園で上から眺める熱帯雨林
3、マングローブ・リバー・サファリと水上集落見学
4、超豪華5つ星!ザ・エンパイヤホテル&カントリークラブ
5、バンダルスリブガワンのおすすめシティーホテル3選
6、ブルネイグルメをご紹介します
7、ブルネイのみどころ&ショッピングスポット
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